筆者の世界一好きなアーティスト、ついに登場!
[Verse 1]
“Baby, I don’t feel so good,” six words you never understood
「ねえ、気分が良くないの」あなたはこの6単語を理解できなかったよね
“I’ll never let you go,” five words you’ll never say (Aww)
「君を手離したりしない」この5単語を言うことはなかったね*
*Aww:ここでビリーはわざとコメディー番組で使われる音源を合いの手として入れている。この音源はシットコムのフリー素材であり、誰でも簡単に入手できる。この音源を使うことで、彼女の恋愛がシットコムの物語のように虚構であることを願っているのだろう。
I laugh along like nothing’s wrong, four days has never felt so long
全てがうまく言ってるかのように笑うの。この4日間ほど長く感じた日はないわ
If three’s a crowd and two was us, one slipped away (Hahahahahahahaha)
3人が群衆で2人が私たちなら、1人抜け落ちちゃったみたい*
*ここは “two is company, three is a crowd,”(2人でいたいから席を外しての意)をベースに考えればわかりやすい。そして抜け落ちた1人はビリーのことだ。彼女が想ってるように相手は彼女のことを想っていなかったからだろう。冒頭から続くカウントダウンは、恋の終わりを表す見事なモチーフになっている。
[Chorus]
I just wanna make you feel okay
あなたに安心してもらいたいだけなの
But all you do is look the other way
でも、あなたはいつも違う方を向いてばっかり
I can’t tell you how much I wish I didn’t wanna stay
何回別れたいと思ったことか
I just kinda wish you were gay
あなたがゲイだったらいいのにな*
*これはビリーが思いを寄せていた彼に向かって作られた歌で、リリース後彼からビリーに自身がゲイである旨をカミングアウトするメッセージが来たそう。その時の心境を2019年3月のNMEで語ってる(以下翻訳)
「ねえ、知ってる?2、3週間前に彼からカミングアウトの連絡がきたの。だからこの曲を書いて、彼を他の男とヤらせたのよ!私、とっても誇らしいわ!…でも、実はそんなに。だって私、彼のことが本当に好きだったから。ほんとに好きだったの。ああ、なんであんなにかっこいいの…ねえ、魅力的すぎるんだけど!」
[Verse 2]
Is there a reason we’re not through?
まだ別れてないのには理由があるの?
Is there a 12 step just for you?
あなた専用の12STEP*はあるのかしら?
*12STEP:このプログラムは依存症治療のメソッドとして用いられる。そしてこの12という数字が2番のカウントダウンを始めることとなる。
Our conversation’s all in blue
私たちの会話は全部ブルー
11 “heys” (Hey, hey, hey, hey)
11個もHeyって送った。*
*iMessageを使ってる人ならわかるが、送信者のメッセージはブルーで表示される。つまり彼との会話はビリーからの一方的なものであり、11回も話しかけたのに未だ返信が来てないのだ。
Ten fingers tearin’ out my hair
10本の指が髪を掻き毟る*
*ここでビリーは抜毛癖(Trichotillomania)について言及している。この場合、原因は明らかに彼の気を引けない自分に対する劣等感や不安感によるものだろう。
Nine times you never made it there
9回も約束を無視して
I ate alone at 7, you were six minutes away (Yay)
7時に1人で食べた。6分しか離れてないのに*
*解説動画 “A Snippet into Billie’s Mind”でビリーは彼との晩ご飯を7時に食べる約束をしたのに、彼が来たのは9時半だったと明かす。彼とビリーの家は6分しか離れてないのに。ちなみに、カウントダウンの8はateによってカバーされてる。
[Chorus]x1
[Bridge]
To spare my pride
私のプライドを守るために
To give your lack of interest an explanation
あなたの私への興味のなさを説明するために
Don’t say I’m not your type
私がタイプじゃないなんて言わないで
Just say that I’m not your preferred sexual orientation
「君は僕の性的嗜好対象外だ」って言ってよ
I’m so selfish
私って本当に自分ばっかり
But you make me feel helpless, yeah
でも、あなたといるとどうしようもなく思えてくるの
And I can’t stand another day
もうこんなの耐えられない
Stand another day
耐えられないの*
*解説動画 “A Snippet into Billie’s Mind”でフィニアスとビリーはこう言っている(以下訳)
フィニアス「自分を愛してくれない人を愛するのって本当に辛いことなんだ」
ビリー「そうだね。愛してくれない理由が欲しいわ。プライドを守るためにも、興味がない理由を説明するためにも」
2017年10月のデモ版では”Maybe I’m not your preferred gender orientation”と若干変わっていた。
[Chorus]x1